FBPA解析

"Evaluation of Fluorine -18-{BPA}-fructose for boron neutron capture treatment planning", J Nucl Med, 38, pp. 1762-1767, 1997.

ガン細胞が特に活発に取り込むというfructose、これにホウ素をくっつけて中性子を照射すると、ホウ素がそれを吸収して大爆発、ガン細胞だけを選択的に破壊できるというのが、中性子捕捉療法
正常組織もfructoseを取り込むので、療法は、なにがし正常組織へも影響を及ぼす。
それを、18Fでラベルした放射性薬剤投与で、療法実施前に定量評価しておこうという論文。
発想は、凄いな。うちでもFBPAの撮影が始まったので、ちょっと精を出して解析してしまおうと思いました。治療直結ですからね。
解析はFDGと同じモデルですが、赤血球への結合が無視できないようで、コンパートメントが一つ余分にあるのが、やっかい。