PK11195の参照領域をsupervised clusteringで自動的に見つけよう
@Article{Turkheimer:PKClustering, keyword={543, kinetic, PK, clustering}, title={Reference and target region modeling of {[$^{11}$C]-(\textit{R})-PK11195} brain studies}, author={Federico R Turkheimer and Paul Edison and Nicola Pavese and Federico Roncaroli and Alexander N Anderson and Alexander Hammers and Alexander Erhard and Rainer Hinz and Yan F Tai and David Brooks}, journal=JCBF, volume=48, number=1, month=jan, year=2007, pages={158--167}}
PK11195 (以下、PK)は、末梢性ベンゾジアゼピン受容体(BZR)描出用リガンドであり、仕事中の呑食細胞表面で発現が見られるとか。呑食細胞は、炎症が発生した部位に集まるので、PKによるBZR濃度の画像化によって、脳外傷や脳疾患の診断に使えそうだという話が先ずあった。
しかし、正常組織ではそもそもBZRが無いことが、PKの定量解析を難しくしている。そもそも、画像が暗くて、従って雑音まみれ。また、炎症があれば、小脳といわずどこにでも集まる呑食細胞なので、参照領域が取れないのが、悩みの種。
この論文では、予め正常の灰白質, 正常の白質, BZR発現箇所, 血液, 筋肉, 骨のtTACを何とかしてこさえておき、これらの線形和として画素毎のtTACを表現し直すことで、参照領域のtTACを捻り出すという方法。